マレーシア移住生活の実態。ビザ、仕事、食事、生活費について

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海外移住人気No.1と言われているマレーシア。アーティストのGacktさんが移住生活をしていてテレビに取り上げらてたり、日本からの移住者が23,639名(海外在留邦人数調査統計:平成28年外務省)前年度比+4.0%と毎年、増え続けています。日本でビジネスの基盤が出来ていて、海外展開をしたい考えている方、退職・セミリタイアをしてマレーシアに移住をしたいと思っている方、お子様の教育移住を考えられている方など、日々様々なご相談を頂いています。その中でも、実際「マレーシアに住んで○○はどうなんですか?」と質問を受けるのが、ビザ・仕事・食事・生活についてです。今回はマレーシアの移住生活についてレポートしていきます。

ビザ

マレーシアに住むためのビザは目的に合わせて色々あります。目的別にどのタイプのビザを申請するかをご検討下さい。ご相談はコンタクトフォームから承っております。

まずはどんなところか観光してみたい/短期間住んでみたい

マレーシアの入国は90日以内の場合、ビザは不要です。まずは長期的な移住をする前に、マレーシアはどんな所か、住んでみるのがオススメです。最近ではLCC(ローコストキャリア)のAirasiaで羽田ークアラルンプール間は約3万円程度で往復することができます。

クアラルンプールはラグジュアリーホテルが世界で一番安く泊まれることで有名です。また、Airbnbや移住前に数週間/数ヶ月住むことができる物件も沢山あるので、まずはビザなしで、短期間滞在してみて、気に入った・住んでみたい。と思ったら自分の目的に合ったビザを申請するのがおすすめです。

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MSC IT認定ステータス取得 ・ラブアン法人の会社設立・移住についてご質問は以下のコンタクトフォームよりお問い合わせ下さい。

仕事

マレーシアで仕事をしたい。となると選択肢は

1.自分のビジネスで会社設立をする。
2.マレーシアの会社に雇用してもらい、プロフェッショナルとして仕事をする。

の2つが挙げられます。

1.自分のビジネスで会社設立をする。

・外国人従業員数をどれくらい見込んでいるか(この場合、マレーシアから見た場合の外国人)
・マレーシア国内向けのビジネスか、マレーシア国外向けのビジネスか
・IT企業かどうか

ビジネスの業種や業態によって異なります。

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このサイトではマレーシアで

・ビジネスをしたい
・リモートワーク/フリーランスとして働く
・資産運用をしたい
・視察をしたい
・海外移住したい
・正規の方法で節税したい

という方からのご相談&サポートをしています。
詳細のご質問は記事下のコンタクトフォームよりお問い合わせ下さい。

2.マレーシアの会社に雇用してもらい、プロフェッショナルとして仕事をする。

マレーシアの日系企業の現地採用や、完全にマレーシア人の経営する現地企業へ就職します。目的別でどのような会社、環境で仕事をしたいか。またどんな技術を持っているかによっても異なります。マレーシアで外国人としてビザを出す場合の最低賃金はRM2,500(日本円にすると約65,000円)です。最近はビザを発行するための要件が上がり、RM5,000(日本円にすると約130,000円)からになるという説もあります。

基本的には日系企業では従業員も日本人、社内は日本にいるのとさほど変わらない印象があります。マレーシア人の経営者する多国籍企業またはマレーシア企業では基本的な言語は英語(なので、英語でのコミュニケーションに不自由がないこと)が求められます。

食事

他民族国家だけあって、本格マレー・インド・中華を楽しむことが出来ます。それぞれの代表料理やコストについて紹介します。

ローカルフード

クアラルンプールの中心街にあるJalan Alor(ジャランアロー)
中華系の屋台が軒を連ねる観光スポット

Dim Sum 中華系の屋台で食べられる飲茶
1種類 RM 5~10 (150〜250円)

Nashi Remak マレー系マレー料理の代表ナシレマ
RM8~10(200〜250円)

Hakka Mee 中華系の屋台で食べられる焼きそば
RM8~10(200〜250円)

インド系の屋台ナシカンダー本格スパイスの効いたカレーが食べられます。

Rotti Chanai (ロティチャナイ)ナンとクレープの間の様な厚さの生地
RM 1.8 (50円)

Teh Tarek (テタレ)コンデンスミルク入りのミルクティー
RM 3.4 (85円)

ローカルフードや屋台での食事は一食RM10〜15(260~400円)で済みます。もちろん、オシャレなカフェやレストランも沢山あります。コストを抑えて外食をするのであれば、ローカルの屋台で食事をするのが自炊をするよりもコスト的には安いです。

日本食は食べられる?

マレーシアは親日国であるのと共に、クアラルンプールは日本人の移住者が多いので、日本食のレストランは簡単に見つけることができます。また、イオン・ISETAN・ダイソーが入ってきていたり、日本の商品や日本食を扱うスーパーは年々増えてきています。日本食は日本で買うよりも若干割高ですが、びっくりする程高いということはありません。

イオンで買えるお寿司
RM15 (約400円)

日本食レストランのお刺身定食
RM35 (約370円)

たこ焼き屋さんも最近できました。
RM16(約400円)

一風堂のラーメン。こちらはランチのハーフボールアラカルトセット
RM33(約850円)

はなまるうどん鳥だし+かき揚げ
RM16(約400円)

吉野屋 牛丼並+半熟卵+サラダ+味噌汁+お茶セット
RM20(約500円)

山菜そば
RM30(約750円)

Saitoのお寿司コース
RM1400 (約36,000円)

こんな感じで、吉野屋、お刺身定食、お蕎麦など食べたいと思えば日本食はいくらでも食べることができます。

洋食は?

KGB(キラーグルメバーガー)日本のモスバーガーとかフレッシュネスのようなバーガー
RM15 (約370円)

メキシカンタコス+マルガリータ
RM50+RM30 = RM80 くらいだったと思います。

オーストラリア産和牛ステーキ 200g
RM400 (約1万円)

こんな感じで価格帯から種類まで本当に多国籍な料理を味わうことができます。基本的に中華系の料理は日本人の口に合うものが多く、それも日本人の移住者が多い理由の一つだと思います。

私はアメリカに住んでいた頃は、選択肢がサブウェイ・バーガー・ビザなどのかなり体に悪いものばかりだったのですが、マレーシアでは野菜系やスープなど温かいものが食べられるのは嬉しいです。

生活費・家賃

クアラルンプールの不動産はここ2~3年でじわじわと上がり続けていますが、日本(東京都心)と比べるとジム・プール・ルーフトップバー(屋上のバー)つき物件を驚くような価格で賃貸・購入することができます。

物件の賃貸契約も日本と比べると簡単で、2ヶ月分の家賃をデポジットとして用意し、Utility Depositと呼ばれる施設費(退去の際、最後の高熱費等と差し引きして返金されるRM1,000~RM2,000)を用意すればビザがなくても借りられる物件がほとんど。

賃貸契約の場合は1年契約、2年契約が普通で、期間満了せずに解約となる場合はデポジットが返金されなかったり残りの期間分の家賃を支払うなどペナルティが課せられる事があるので、移住を考えている場合は何度か視察に来て、気に入った物件と期間を決めてから賃貸契約をするのがオススメです。

※バスタブはついている物件とそうでないコンドミニアムがあるので注意

家賃の相場は、エリアにも寄りますが、

1K = 1500〜(約3万8千円)
2LDK =2,500RM〜(約6万5千円)
3LDK =2,800RM〜(約7万1千円)
4LDK = 3,000RM〜(約7万6千円)

程が目安です。

エリア別だと

エリア名 特色
KLCC クアラルンプール中心街
Bangsar 若者、外国人駐在員が多くオシャレなエリア
Mont Kiara 日本人移住者・駐在員が最も多いエリア
Mid Valley 郊外(KLCCまで約30分)メガモールがあり、ショッピングに便利なエリア
Saujana 日本人学校の近いエリア。
Sunway  サンウェイピラミッドというモールやウォーターパーク、Sunway大学に近い。

という特色があります。

他アジア諸国と比べてマレーシアは住みやすい?

マレーシアは他のアジアの国に比べてなぜ移住者が多いのか?を考えた時のメリット・デメリットを挙げてみます。

メリット

・生活のクオリティを高めコストを安くすることができる
・多国籍国家なので、居やすい
・物価がシンガポールや日本の約3分の1
・気候が年中暖かい
・日本とのビジネスをするのに時差が1時間
・航空券も安い
・英語が第二言語同士なので、英語が通じなくても伝えようとすれば伝わる
・親日国
・ビジネスを他のアジア諸国に比べて低資本で始められる
・不動産が近隣アジア諸国に比べて安い
・インフラが発達している
・教育水準の高い学校がある
・ビザが比較的取得しやすい
・外国資本のみで会社を設立することができる
・金利が高い
・バリやタイなどアジア諸国まで近い&安い

という点が挙げられます。
私はマレーシアの前はアメリカのカリフォルニア州に住んでいて、「なぜマレーシアなの?」という質問を何度も頂きますが、マレーシアは総合点が高く、生活しやすい、やろうと思ったことは何でもすぐ始められる。というところが特にメリットだと感じます。

また、デメリットとしては

・日本やシンガポールのクオリティのサービス、接客は全く期待できない
・近年マレーシアも物価が上昇している
・会社、税率、ビザについての制度が変更しやすい
・英語が聞き取りくい(マレーシア特有のアクセント)
・衛生面、インフラ面を日本のクオリティでは期待できない

という点が挙げられます。

正直、私はデメリットもそこまでデメリットだと思っていません。人それぞれ生活スタイルが違うと思うので、実際に短期間住んでみたり、自分の目的(ビジネス・留学・投資・リタイアメント移住等)様々なスタイルでマレーシアに移住している方がいるので、目的に近い人にインタビューしてみるともっとリアルな声を聞くことができます。

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英語は?

マレーシアで生活するのにやっぱり英語は必要ですか?という質問をよく頂きますが、現時点で英語にそこまで自信がなくても海外で生活することは可能です。マレーシア移住で英語を使う場面といえば、空港・タクシー・レストランくらいです。マレーシア人や他人種と一緒に働くような会社に就職したい。とかそういう経験を求めているのであれば、もちろん英語は必須ですが、

・自分でビジネスをする。
・英語がどうしても必要な場面については通訳にお願いする
・マレーシア人の日本語がある程度できる人にお願いする

などで十分対応できます。住んでいるうちに必要なことは身についていきます。英語がそこまで話せない(いわゆるペラペラではない)方で生活している方はたくさんいます。その証拠にマレーシアで英語をペラペラ話す人はは日本人ではないと思われます。(笑)

はじめの何度かは通じなくてショックを受けるかもしれませんが、それから英語を習得しても遅くないですし、なくても生活することは十分可能です。

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コメント

  1. アバター 田川友子 より:

    初めまして。
    現在41歳で、10年以内に夫婦でマレーシア移住を考えています。
    MM2Hの条件が引き上げられるというのは本当でしょうか?
    その際、先に手続きしておくべきことがありますか?

    日本ではヨガインストラクターをしています。
    移住後は駐在のご婦人向けにレッスンを持てたらと思っています。
    主人はサラリーマンのため早期退職するつもりです。
    アドバイスございましたらお願いいたします。

    1. 大野 テルミ 大野 テルミ より:

      田川様

      コメントありがとうございます。
      MM2Hの条件が引き上げられるのではないか?
      というの以前から言われています。
      時期について明確な告知はありませんが、
      取得を考えているのであれば、先に取得又はご検討される事をおすすめします。

  2. アバター 永井 より:

    こんばんは。
    夫の海外赴任に伴ってマレーシアで生活しています。生活が落ち着いたこともあり、空き時間にフリーでWebデザインの仕事を始めたいと思っています。
    リモートワークのような形で海外(マレーシア以外の国)のクライアント相手に仕事し、報酬は日本の銀行口座に入れてもらおうと思っています。そこで質問なのですが、

    ・日本で確定申告すれば、マレーシアでの納税は不要でしょうか。
    ・帯同ビザでリモートワークをする際にリスクは何かありますでしょうか。

    もともと日本でフリーランスで働いていたこともあり、日本での確定申告には慣れているので特に問題ないんですが、マレーシア滞在(帯同ビザです)において何か不都合が生じると夫の会社にも迷惑がかかるのでは…と危惧しています。

    リスクがあるようでしたら、キチンとしたビザで滞在できることも視野に入れたいので、どのビザが適切かアドバイスもいただければと思います。よろしくお願いします。

    1. 大野 テルミ 大野 テルミ より:

      永井様

      コメント頂きありがとうございます。

      引用>>
      リスクがあるようでしたら、キチンとしたビザで滞在できる

      マレーシアで就労(収入を得る)場合は、
      ビザを取得されることをお勧めします。

      雇用形態や職種によって異なりますが、
      海外赴任でいらっしゃっている奥様が旦那様と別のビザ(帯同ではない)
      を取得してお仕事なさっている方も最近では増えてきています。

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