【MSCステータス】外資IT企業向け特別優遇制度について


マレーシアには1996年にMSC計画を打ち出し、海外のIT企業を新規参入、発展を促進するための
「MSCステータス」という各種の優遇措置、特典を与えた資格があります。

MSC計画について詳しくはコチラ↓

【MSC計画】経済発展するマレーシアのIT業界に優しい政策とは? | マレーシアの達人

海外で会社を設立するのって

・外国資本だと資本金がめちゃ高

・ビザとかどーなの?

・書類の手続きめんどくさい

・現地の人材を雇用しなくちゃいけないの?

など様々な疑問と不安がありますよね?

今回は、外資(100%)でも取得できる魅力的なMSCステータスについてご紹介します。

MSCとは?

MSCとは、マルチメディア・スーパー・コリドールの略。
MDeC(マルチメディア開発公社)を通じてマレーシア政府により認定されたステータスを取得したIT企業がさまざまなメリットを受けることができます。

マレーシアのMSC計画についての記事はこちら↓

【MSC計画】経済発展するマレーシアのIT業界に優しい政策とは? | マレーシアの達人

MSCステータス企業のメリット

・最大10年間に渡り、法人税免除税措置が受けられる

・外国人知的労働者(日本人を含む)を無制限に就労ビザ発給できる

・IT機器の輸入税免除、研究開発助成金(マレーシア資本が51%以上のMSC企業のみ)

・外資規制の撤廃

 

外資100%でも取得が可能な所が、この政策の良いところでもあります。

MSCステータスを取らなくても、IT事業、マルチメディア関連事業を行うことはできますが、MSCステータスの優遇処置、メリットは魅力的な条件なので、日本から進出してきた大手通信会社から個人経営の小規模な関連産業の多くの会社がステータスを取り、有利な条件で事業運営を行っています。

日本からは大手通信会社、小規模なソフト開発会社、マルチメディア関連会社、ゲーミング、アニメーション制作会社、CAD、プリント基板設計会社、BPO関連に至るまで適用され、多彩な顔ぶれ。

 

IT事業ってどんな業種でもOKなの?

MSCステータスを取得するためには、以下のビジネスの要件に当てはまる必要があります。

英語でMdec公式サイトから要件を確認したい方はこちら↓
Application Stage | Official Portal of MSC Malaysia

INFOTECH

  • ソフトウェア開発
    ソフトウェアの設計、開発、保守に関わる事業。
    以下の記載のソフトウェア関連の事業も含む。・一般的なビジネスソフトウェアアプリケーション
    ・ERP/CRM/その他会計システム
    ・製造業/セキュリティーソリューション/無線/通信業のためのソフトウェアアプリケーション
  • ハードウェアデザイン
    ハードウェアの設計、開発、保守に関わる事業。
    以下の記載の技術製品も含む。・インテリジェントコントローラー
    ・RFID/セキュリティーソリューション
    ・ワイヤレス/固定通信
    ・電子部品に特化した製造業者
  • E-ビジネス
    ・マーケティング、Webホスティング、Eコマースに関わるプラットフォーム
    ・アプリケーションサービスプロバイダー
    ・Eコマースプラットフォーム
    ・Webベースの輸入プラットフォーム

SHARED SERVICE AND OUTSOURCING(SSO)

  • シェアドサービス
    シェアードサービスとは、グループ経営の視点から、 社内または企業グループ内で分散して行われている業務を、本社部門または子会社に集中化し、処理する経営手法です。シェアードサービスは、グループ会社間に存在する業務のうち、共通化、共有化できるものを集約し、業務の標準化や見直しをすすめることによって、業務の効率化や業務品質の向上などを目指す取り組みともいえます。
  • サードパーティ
    サードパーティとは、特定のハードウェア、OS、ソフトウェア、あるいはサービスなどを対象として、それに対応する(互換性のある)製品を販売・提供しているが、その対象となっている製品自体の開発元・販売元ではない企業を指します。つまり、他社製品の関連製品を販売している企業を意味します。

SHARED SERVICE AND OUTSOURCING

  • その他シェアドサービスにまつわる事業

CREATIVE MULTIMEDIA CONTENT

  • マルチメディアコンテンツの作成

VALUE ADDED SYSTEM INTEGRATION(IVSI)

  • システムコンサルティング・システムインテグレーションに関する事業

MSCステータスの申請から取得の流れ

MSCステータスの申請を個人で全て行う方はほとんどいらっしゃらないかと思いますが、
大まかな流れはこちらです。

1.予備申請

Home
http://wizard.mscmalaysia.my/wizard/
予備申請フォームをオンラインで提出します。
内容は
・会社情報
・MSCステータスを取得する事業についての説明
を英語で簡潔にまとめた書類を用意します。

*この段階で上記のMSC対象事業と実態のビジネスが本当にあてはまるかを審査されますので、
内容と対象事業の選定は慎重にする必要があります。

*競合との優位性など、現時点で決まっている範囲でなるべく具体的に記入します。

2.ビジネスアナリストのアサイン

予備申請が通過すると、Mdecより担当のビジネスアナリストがアサインされます。
ビジネスアナリストはマレーシア人で、審査機関との窓口となってくれます。

実際にMSCステータスを取得するために、
ビジネスプランをどのように擦り合わせて行けば良いかなど様々な相談にのってくれます。

3.最終審査のための事業計画と財務計画を作成

  • 事業計画(Business Plan)
    ・市場/競合分析
    ・事業スケジュール
    ・マーケティング戦略
    ・雇用人員計画について記載したものA4用紙30-50枚程度
  • 財務計画書(Financial Plan)
    ・売上計画
    ・投資計画
    ・必要経費の詳細を算出し記入します。

4.正式申請

担当のビジネスアナリストとのミーティングを数回行い、
事業計画と財務計画が承認されるといよいよ正式申請を行います。

5. 最終審査

申請が完了するとビジネスアナリストがMdecの承認委員会にて、
プレゼンテーションを行い、最終審査となります。

MSCステータス取得の注意点

MSCステータスを取得しても取得した事業にのみ、免税措置が適応されます。
例えばソフトウェアの開発でステータスを取得し、同じ会社で飲食事業を行っていたとします。
その場合、飲食事業で得た収入に関して免税措置は適応外となります。

ではどのようにして分けるのか・・・?

現状、MSCステータスを取得した事業にどれだけのリソースを使っているかを決算時に報告します。

MSCライセンスのデメリット

申請から取得まで3ヶ月となっていますが、実際1年かかる企業も少なくありません。
申請書類も多く、Mdec担当者より何度も修正指示があり、ハードルが高くなってきているのも事実です。
四半期に1回、財務報告をする必要があり、申請時のビジネスプランに沿って展開が行われているか定期チェックのため報告義務が発生します。
決算時には、MSCビジネスと適応外のビジネス2つの会計処理があります。

 

外国人へのビザ発給

MSCステータスのメリットのもう一つの魅力は外国人に対してのビザ発行がしやすいことです。
私も実際のこのMSCステータスによってVISAを取得しました。

VISA発行の条件としては原則

・21歳以上
・IT業界の学歴または職務経歴があること

が求められます。
実際に私の場合は

・日本の4大卒(国際経済)
・日本の航空会社勤務
・アメリカのビジネススクール
・アメリカのITコンサル会社勤務
・現在のマレーシアで日系Webマーケティング会社

という経歴で申請時点のIT業界経歴はアメリカのコンサルティング会社
だけでしたが、問題なくVISAを取得することができました。

こちらもMSCステータスの取得時同様、申請段階の書類をいかに
的確に書いていくかが重要になってきます。

VISA申請についてはまた改めて別記事でご紹介していきたいと思います。

ご質問&お問い合わせ

MSCステータス取得についてご質問は以下の緑ボタン”詳しくはコチラ”よりお問い合わせ下さい。

 

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