マレーシアはイスラム教国で有名なのでお酒が手に入りにくいという印象ですが、多民族国家でもありますからアルコール飲料は全て販売禁止という訳ではありません。
都会のホテル、レストラン、パブ、コーヒーショップ、大衆食堂でもビールがメニューに入っています。マレー人、インド系ムスリムの経営するお店にはおいてありませんが。
そこで今回は、お酒好きな方も多いと思いますのでマレーシアのビール事情について紹介したいと思います。
マレーシアはアルコールが高い
イスラム教国であるマレーシアは、物価は安いですがアルコール飲料に対する酒税が高く、缶ビールをスーパーの安売りで購入しても日本の価格より高いです。
晩酌を楽しまれる方にはちょっと厳しいですね。
マレーシアのアルコール飲料に対する課税は、アルコール度数に正比例しています。ですから高いアルコール度数のお酒類には高額な税金が課せられているのです。
またお酒の販売をする際の免許、日本でいうと酒販の免許ですが、ビールを除くアルコール度数10度以上のお酒類を扱うお店に必要とされています。営業時間、商品管理の保安も厳しい基準があるそうです。
一方、5度前後のビールやカクテル類は、酒販の免許などがいりませんので、一般の小売店、スーパー、コンビニなどでもビールは販売されています。
画像出典:https://goodoldboots.com/2013/04/at-the-rolands-the-dark-side-of-backpacking/
酒販店以外ではレストラン、カフェといった所でもアルコール度数の高い酒類を提供しているところはライセンスを取得しています。外国人観光客が多い一流ホテル、高級レストランではスコッチやカクテルも販売されています。
非イスラム教徒、旅行者の多いブキビンタン、KLセントラル周辺、チャイナタウンなどでは、当たり前のようにビールなどのお酒が置いてあります。
一般的なレストラン、ローカルなカフェではビールしか販売されていないのがほとんどです。周辺国に比べて価格はお高いんですが…。
大衆的なビール
マレーシアで大衆的なアルコールはビールですが、マレーシア独自のビール醸造会社はありませんから、外国のビール醸造会社の現地法人が製造しているビールが1番大衆的なお酒類と言えるでしょう。(高価な輸入ビールは別として…)
Guiness, Carlsberg, Tigerがメジャーで、それぞれ2,3種類ぐらい出しています。
パブなどではドラフトビールが飲めます。
容器のタイプは缶(大小)、大びん、小ビン。
日本の様にたくさんの種類があるわけではありません。
ビールの価格
ビールの価格は他の飲料と比較して高いですね。
1缶、又は小ビンの価格は、スーパーRM5~10前後という価格でコーラなどジュースの3.5~4倍に当たります。大衆的な食堂でも麺類のどんぶりがRM3のところ…ビールの小ビンは2倍の価格になります。
セブンイレブンでタイガービールの320mlを買うとするとRM9(270円)。KKマートでもRM8(240円)します。
安く購入したいならまとめ買い!
中華街にはスーパーがありませんから、マレーシアのTESCOというイギリス系のスーパーですと、44缶入りのタイガービールの価格はRM115(1缶当たりRM4.79)。
バラの缶だとRM6.29で販売されているのに…1缶あたりがRM5切っていました。
スーパーでRM1.5(45円)、コンビニだとRM3~4.2(100~134円)の値上げがされています。
ビールの味はというと…軽いビールですね。
アメリカのビールにも似ています。日本のビール(アサヒ・キリン・サッポロ)も品揃えの良いマーケットでは買うことができます。だいたいRM10〜です。
日系の居酒屋さんだと、プレミアムモルツを出しているところもあります。CarlsbargやHeinekenを普段飲んでいるとやっぱりプレモルおいしいな〜と思います。
マレーシアへ来られた際は、マレーシアで味わえるアジアやヨーロッパの日本ではあまり飲めない銘柄のビールを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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