日本人が移住したい国として人気のマレーシアについて、場所や国旗の意味、文化や宗教など基本的な情報をお伝えしていきます。マレーシアへ行かれる予定がある方も、移住などに関心がある方も参考にして頂けると幸いです。
―Malaysia― マレーシア
東南アジアのマレー半島南部、ボルネオ島北部にまたがり、
面積は約330,434平方kmの広さである国です。
日本との時差はマイナス1時間。
人口は約29,95万人。
通貨はリンギット・マレーシア(Ringgit Malaysia=RM)
首都はクアラ・ルンプールで、KLと略称されることが多くあります。
”JALUR GEMILANG”
‘97年、マレーシア国旗に”JALUR GEMILANG”(輝かしい縞模様)という愛称がつけられました。
赤と白の14本からなる縞模様が、マレーシアの13の州と首都であるクアラルンプールを含めた14の地域が平等であることを表し、
左上の三日月と星は、イスラム教の象徴であり、14の星の輝きが地域の連結を表現しているのです。
共存する多民族国家
典型的な多民族国家であるマレーシアは、以下のような民族によって構成されています。
・マレー系
・中華系
・インド系などの民族
・先住民族(カダザン族・パジャウ族・イバン族・オランアスリ)
人口的な割合は、イスラム教を信仰するマレー民族が大多数を占めており、言語はマレー語、英語、中国語、タミール語が使われています。都市部では英語が普及していて、外国人が出入りするレストランやホテルなどの施設の人は英語が話せます。
それぞれの民族が独自の宗教・言語・生活習慣・衣装・食生活などの文化や伝統を守りながら生活しているのです。融合することなく、それぞれのスタイルで宗教、生活様式を尊重し合って共存しています。
移民してきた民族男性と現地女性が結婚し、混血の子孫も存在します。
中華系移民の男性とマレー女性の婚姻によって生まれた男子を「ババ」、女子を「ニョニャ」と呼びます。宗教・生活スタイルは父方、言語、食生活は母方を受け継いでオリジナルの文化を形成しています。
インド系移民の男性がマレー人女性と結婚した場合、ヒンドゥー教を受け継ぐ子孫は「チッティ」、イスラム教を信仰する子孫は「ママッ」と呼ばれるのです。
ポルトガル人の子孫はユーラシアンと呼ばれ、カトリック系として暮らしています。
血を受け継いでいることも影響しているのか、音楽や絵画といったアーティスティックな才能を持つ人が多い傾向があるようです。
~ Wawasan2020(Vision2020)~先進国の仲間入り構想
ワワサン2020(マレー語)、英語ではVision2020という、2020年に先進国の仲間入りをするという構想が掲げられています。
そんなことできるのか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、石油、天然ガス、パームオイルなどといった天然資源が豊富なマレーシアは、海外からの経済投資も順調です。私はこの構想も夢ではないのでは…と思います。
そして、2009年の4月に首相に任命されたナジブ首相によって「ワンマレーシア」というスローガンも以前に発表されました。
「ひとつのMalaysiaとしてもっと発展をしよう」という願いが込められたもの。
Wawasan2020を実現させるためのキャッチコピーといったところでしょうか。街で「1Malaysia」という広告を観光などの途中で広告を見かけることもあるかもしれませんね。
マレーシアは2020年に向けて、どのように更なる発展をしていくのか楽しみですね。
マレーシア関連機関
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〒150-0036
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TEL 03-3476-3840
開館時間:9:00~17:00
休館日:土、日、祝祭日
マレーシア政府観光局
〒100-0006
東京都千代田区有楽町 1-6-4 千代田ビル5階
Tel 03-3501-8691
営業時間 9:00~17:00
休日:土・日曜、日本マレーシア両国の祝日
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