今回は博物館シリーズで、マレーシアの国立博物館に行ってきました。マレーシア の植民地時代からの歴史や調度品を見ることができます。
マレーシア国立博物館 National Museum of Malaysia
マレーシア国立博物館は、KLセントラル駅から徒歩10分くらいのところにあります。
現在の多民族国家マレーシアに至るまでの、古代マレー民族の暮らし、植民地時代など様々な歴史を学ぶことができる博物館です。
National Museum of Malaysia(マレーシア国立博物館) |
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歴史と文化に触れられるマレーシア博物館
イスラム美術館と比べると少し地味ですが、マレーシアの文化、複雑だった歴史などを知ることができます。
門をくぐってまず見えるのは、イスタナ・サトウというマレー伝統の高床式家屋。
陸続きなために、タイなどの工法に通じる部分が感じられます。
その他にクラッシックな消防車、気動車、大砲などが展示されています。
入り口では日本語ガイドブックが置いてあります。
曜日が限定されていますが、日本語ガイドの案内もあります。
英語が分からない方、しっかり歴史などについて解説を聞きたい方は参加してみると良いかもしれませんね。
自分のペースでじっくり見学したい方はそのまま単独見学ももちろんOK!
館内は、4つの見学室があります。
まず最初のエリアでは、石器時代のものが展示されていました。
1932年に西海岸付近で発見された旧石器時代の人骨、土器、貝殻、装飾品、貨幣など。
けっこう人骨が多かったですね。
館内に入り、左側のエリアでは華人の華麗なプラカナン文化、マレー王族の暮らしを知ることができます。
中央にはペラ州の王様の玉座が。
この短剣、よく見ると左右非対称。
東南アジア特有の特徴でもあるのです。
大航海時代のマラッカ。
3Dマッピングで当時の様子を見ることができます。
マレーシアの複雑な歴史、成り立ちを学ぶことができます。
“サムライソード”と紹介されているのが、旧日本陸軍の軍刀。
イギリス植民地となった経緯、第二次世界大戦で日本軍が統治したこと。
華僑が抗日武装をしていた現実。
こういった歴史は、日本人として知っておくべきことだなと感じました。
こちらは歴代のマレーシアの王族。
マレーシア国立博物館には、軽食、飲み物をいただけるスペース、お土産ショップもありました。
ステッカーなど色々なお土産があるので、覗いてみてはいかがでしょうか。
映像でマレーシアの歴史を解説しているとこともあり、英語が分からなくても何となく分かりやすいかな・・・と思います。
マレーシアには、”SATU MALAYSIA”というスローガンがあります。
意味は「マレーシアは1つ。」
さまざまな歴史を乗り越えてきたからこそ、現在のマレーシアの強さがあるのだと感じます。
マレーシア国立博物館では、現在の多民族国家に至るまで、マレー系の人々の暮らし、歩んできた歴史を知ることができます。
見聞を広めることができるのでお勧めですよ!
KLは大都会なので、どこに行っても楽しいですがココも外せないスポットです!