近年日本は、財政赤字、増税、年金問題、高い相続税、少子高齢化、人口縮小、大震災の可能性や原発リスクなどの解消の目処が立たない数多くの問題、暗雲が立ちはだかっています。
そんな中で海外移住を検討する人が増えているのは、当然のことかもしれません。
その海外移住を検討している日本人の移住先として最適な国や地域、人気の国をTOP.5をご紹介したいと思います。
No.1 マレーシア
温暖な気候と美味しい食事、英語が通じる環境で暮らしやすさが整っている国。
マレーシアの首都クアラルンプールは、近年、先進国化が進んで日系企業が多く進出しているので
日本人居住率も高くなっています。
日本製品も手に入りやすく、日本とほとんど変わりのない生活が送れて、生活費は約半分で済んでしまいます。税金も低く設定されています。
海外からの移住者の受け入れが柔軟で、長期滞在ビザを取りやすいという点も人気の1つ。
オーストラリア、ハワイの人気地域を抑えて、2006年~2014年と9年連続でNo.1をキープ
しています。
(財団法人ロングステイ財団の調査)
永住・長期滞在者 9,705人
消費税 0%
日本人学校 4校+補修校1校
私はこれまで、イギリス(ロンドン)とカナダ(バンクーバー)に大学で交換留学、アメリカ(ロサンゼルス)にビジネススクールと仕事でこれまで生活してきましたが、日本人が移住して住み易さでいうとマレーシア(クアラルンプール)は一番だと思います。
No.2 タイ
タイは都市によって異なる魅力があります。
タイの首都バンコクは常に人で溢れる大都市で、東京にも近い雰囲気があり、第二の都市のチェンマイは風格のある寺院と古都の雰囲気があって「タイの京都」とも言われているんです。
マレーシアよりも暑く、湿度も高いのですが、仏教徒も多いことからおっとりと優しい国民性で、日本人が暮らしやすいと言われています。
経済発展の著しい都市部よりも郊外で暮らす日本人が多いとか…。
永住・長期滞在者 47,251人
消費税 7%
日本人学校 3校+補修校2校
No.3 フィリピン
フィリピンの中でも気候も治安も良いセブは、東南アジア屈指のリゾート地としても有名です。
日本人からの人気が高く、おしゃれなショッピングモールや高級なコンドミニアムもあり、贅沢なリゾート気分を毎日味わうことができます。
英語が通じ、物価も安く、親日で明るい国民性のフィリピンは、若い人からお年寄りまで移住する人が多いんです。
ただ、物価は高騰中で都市部のプール・セキュリティ付きのマンション暮らしをするには、日本と変わらない生活費がかかるようになってきています。
永住・長期滞在者 18,202人
消費税 12%
日本人学校 1校+補修校1校
No.4 インドネシア
インドネシアの消費税は10%なので日本と比べると高いのですが、米や生鮮食品などのほとんどの食料品は消費税がかかりません。
また医療、教育、保険、金融サービスなどの生きていくために必要な物のほとんどは課税対象外で、国民に優しい国です。
永住・長期滞在者 11,701人
消費税 10% (食料品などは無料)
日本人学校 3校+補修校2校
No.5 カナダ
ロシアに次ぐ世界第2位の国土面積を誇るカナダ。
自然が雄大で、冬にはスキー・スノーボード、スケートのウィンタースポーツを楽しみ、夏は涼しくキャンプ、ハイキングなどを楽しむことができます。
自然豊かな国ですが、世界で見てもトップクラスの大都市がいくつかあり、都会と自然が融合された国です。
永住・長期滞在者 54,436人
消費税 州により異なる(食料品などは無料)
日本人学校 4校+補修校1校
※永住・滞在者は外務省HPより
実際、海外在住日本人はどの国にもかなりの人が存在しています。
日本が必ずしも世界一暮らしやすい国では無いと言われるようになって、海外で住みやすい地域に目を向けられるようになっているんですね。